2017年9月20日水曜日 ブログ第310号
いよいよ9月も下旬に入りました。
今日は彼岸の入りだそうです。
確かに朝晩はすっかり
秋の雰囲気になってきました。
爽やかな過ごしやすい時期ですので、
エンジン全開で年末まで
突き抜けましょう!
ところで、今朝の新聞に
基準地価公表の記事が出ていました。
「商業地、2年連続上昇」
今年の7月1日時点での地価が
公表されたわけですが・・・、
1月1日時点での路線価から観ると、
評価時点に半年のずれがありますが、
傾向は同じなので、
あまり驚くことはありません。
が、関西の中で訪日客需要を
取り入れているかどうかで
地価に大きな影響を与えていることが
分かります。
住宅地は、少子化で人口減もあり、
関西圏は大阪が前年並みで、
それ以外の京都も含め
対前年比マイナスになっています。
住宅地の基準価格がプラスになったのは
東京1.8%、埼玉0.1%、
宮城0.8%、福島1.0%、
愛知0.4%、福岡0.5%、沖縄2.4%
の7都県であり、
全国平均では26年連続下落です。
住宅地に関しては、上の地域を除き
少子化で人口減少が影響して
相変わらず資産デフレ傾向です。
地方の過疎化が進んでいる地域は
ますます資産価値が下がり、
不動産が負動産になっていくと
思われます。
商業地での一番の上昇は、
京都の5.7%、
続いて大阪の5.0%、
三番目が東京4.9%だそうです。
一昨年と比べると
京都の商業地の地価が
一番上がっているようで、
ホテル用地の争奪合戦が
すごいようです。
日本で一番の地価上昇率だったのが
京都の伏見稲荷御前町だそうで、
訪日客向けの商業地としての価値。
同じ関西でも
兵庫は0.2%ですので、
基準地価上昇率は
京都、大阪に大きく
離されていることになります。
訪日宿泊者数も、
大阪1000万人泊、
京都460万人泊と比べ、
兵庫は111万人泊、
奈良30万人泊、
和歌山55万人泊、
滋賀48万人泊
と大きく差が出ているので、
宿泊者が多い地域ほど
商業地の地価上昇率が
高くなっていました。
因みに、東京は1805万人泊。
経済の規模では大きく東京に
離されていますが、
訪日宿泊者数では健闘しており、
経済貢献度はとても大きいものです。
関西は弱電メーカーも弱くなり、
経済基盤が愛知や福岡と比べ弱いので、
観光産業にシフトせざるを得ない
と思われます。
兵庫はもっと訪日宿泊者を増やす
努力が必要と再度感じた
新聞記事でした。
今日もお読みいただき
ありがとうございます。
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