2017921日木曜日 ブログ第311


今日も快晴で気持ち良い1日に

なりましたが、

いかがお過ごしでしたでしょうか?

 

商談

今朝は事業承継のテーマで、

お客様を訪問していました。

自社株評価が高い企業様で、

前顧問税理士の指導のもと、

オーナー持株を従業員持株会の会員

である社員に譲渡。

 

従業員が株主になると、

株主権を主張されると

面倒ということで・・・、

関連会社の株式と交換?されている。

 

今回、退任する役員が居られて、

その持ち分株式を

社員の誰に割り当てるのか?

 

その割り当てる時の株価は

いくらが妥当か?

などが問題になっており、

相談を受けている。

 

 

非公開株式の価格は、

誰が引き取るのかにより

時価が変わる。

 

原則的評価額なのか

特例的評価額なのか。

 

従業員持株会が存在するのか、

または単に社員個人が株主なのか

により議決権割合も変わり、

同族株主が誰になるか?

も変わる。

 

同族株主以外の株主であれば、

特例的評価額が株価評価になり、

株式譲渡価格も比較的定額になるが、

同族株主への譲渡だと原則的評価額で

高額になる。

 

新たに株式を取得する人が、

同族株主になるのか、

非同族株主になるのか、

株式取得後の議決権割合が

5%未満の株主なのか

などで価格が変化する。

 

今回、経営者の株式が

どの様な手続きで譲渡され、

現在の関連会社での

株主構成になったのか、

 

従業員持株会は存在するのか

しないのか?

 

それにより同族か非同族を判別しようと

経営者にヒアリングするが・・・、

 

退任した顧問税理士の主導で

行われたので、

事の経緯を良く理解されていない。

 

今までも何度かヒアリングを

行ってきていたのですが・・・、

 

持株会を設けた前提で

株式を移動させていたとして

会話を進めていたら・・・、

 

持株会はまだ作られていないとか、

経営会社本体の持株会なのか、

関連会社の持株会なのか、

話が途中で混乱し・・・、

解決策の糸口が見えてこない。

 

前顧問税理士に経緯を

確認するわけにもいかず、・・・。

 

ヒアリングするにしても、

前提の知識がないと

ピント外れの質問になってしまう。

 

事前に当方で可能性のある知識を

整理したうえで、

質問をしていかないと

核心を突いた質問ができない。

 

やはり面談前の事前準備が大切。

 

なかなか質問の難しさを感じた

今日の面談でした。

 

今日もお読みいただき

ありがとうございます。