2017年8月23日水曜日 ブログ第282号

昨日は早朝に神戸を飛び立ち、

東京日本橋人形町で朝から研修。

終日の相続事業承継を学ぶ場でした。

 

吉澤塾事業承継セミナーテキスト

 

オーナー企業経営者にとって、

経営上の最後の仕事である事業承継。

 

まだまだ自分は元気で先の話として、

自分事と認識しない経営者。
このままにしておく

問題点の自覚症状がない経営者。

 

ある意味、

当然と言えば当然かも知れないが・・・、

自分に万一の事が起こってしまった時は、

企業経営者の場合は、

一個人の相続ではすまない。
株式が誰のものになるか

会社の経営に影響する。

身内の相続人だけでなく、

経営している会社の社員、

取引先などにも影響が大きい。

 

経営者に相続発生した時に、

後継者が決まっていれば良いが・・・。

 

決まっていたとしても、

株式の移動は簡単ではない。

 

業績の良い会社であれば

株価を高くして

如何に有利に名義を変えるか

が問題となる。

 

 

昨日の研修では

理論的な事を学んだ上で、

実際の決算情報から株価を算定して、

その株価を下げる方法を

グループでディスカッション。

 

親族に株式を移すための方策

を考えるヒント満載。

 

実務的にとても有益であった。

 

株価を下げるのは、

親族の後継者に

株式を引き継ぐ時の対策になり、

 

逆に後継者がいない場合で

企業存続価値があれば

M&Aの対象になる。

 

この時は高く会社を買ってもらうため、

株価を高くしないといけない事に

なります。
全く逆の対策が必要になりますので、

まずは誰を後継者にするかを決めないと

事業承継対策は取れない事になります。

 

今の少子高齢化の時代に

後継者見つからない会社がたくさんあり、

その会社を如何に救うか、

いや如何にお手伝い出来るか、

学んだ知識を活かして

いかなくてはいけない。