2017年6月20日火曜日 ブログ第218号

今日も快晴で暑い一日となりそうですね。

今朝は4時15分起で、

6時19分新神戸発ののぞみに乗り

東京に向かっているところです。

 

エクスプレスカードのポイントが貯まり、

往復グリーン車での日帰り出張です。

こんなことは初めての経験。

 

シートはゆったりしており、

フットレストもあり快適。

パソコン操作も楽ですね。

 

今日の目的は、

相続実務研修吉澤塾上級コースの

第三回目の講義を受講するため。

 

今日のテーマは、

「弁護士から見た争続」

です。

 

相続財産の分割でもめて

争族になることは、

学んだり聞いたりしていますが、

弁護士の先生より

生の声を聴く機会は

初めてですのでワクワクです。

 

何を得ることができるか・・・。

 

ライフプラン

 

相続の勉強会などに出席していると、

両親の片親が健在中はもめないが、

両親ともお亡くなりになり、

兄弟姉妹だけになると・・・、

 

その配偶者も絡んできて

相続財産が少ない家庭ほど

揉めるケースが多くなると聞きます。

 

実際の係争案件データでも

そのように出てきます。

 

遺産相続イラストisan_souzoku

 

今現在、

相続の相談に応じている方々は

企業経営者、または元経営者の方で、

配偶者、子様が居られるのですが・・・、

 

財産分割についてももめないように

対策しましょうとお話をしても、

わが子たちは大丈夫と仰います。

 

企業経営者の方にとっては、

経営している会社の事業承継

一番大切な課題となるため・・・、

 

後継者に株式を如何に有利に渡すか

ということに苦心されます。

 

財産額的にも

自社株式の割合が圧倒的に多くなるので、

他の相続人である兄弟を比べて

不釣り合いになってしまうのは

やむを得ないと思います。

 

会社を経営して維持していく

努力は大変なものであり・・・、

 

株式を譲ってもらっても

自分で自由になる財産ではない

 

ので、

 

自由になる財産も

もらいたいという気持ちも

出てくるはずです。

 

ただし、

これは後継者の側から見た気持ち。

 

片や

株式をもらわなかった

他の兄弟姉妹は

 

自分達も同じ兄弟だから

均等に財産を分けるのが筋

 

と主張する可能性も出てくるわけです。

 

 

特に経済的に恵まれていない

兄弟がいる場合は厄介です。

 

血の通った兄弟だけであれば

まだいいのですが・・・、

 

ここに血の通わない配偶者が

絡んでくると

平等に分けるという大義名分

争い事(争続)が発生する

可能性が高まるようです。

 

この問題を未然に防ぐには、

①    生前に被相続人が

自分の想いや希望を相続人に

よく伝えておくこと、

 

②    遺言書などで自分の亡き後の

財産配分のことを書き残すこと、

 

③    遺言書に残された人に対する

自分の想いを自筆で付記事項として

書き残すこと、

 

④    自己株式などを譲りうける

後継者から他の相続人に対して

財産分与できるように準備しておくこと、

 

⑤    相続人から

遺留分減殺請求されないように

財産配分の方法、金額を

準備しておくこと

 

などがあります。

 

 

これらの対策について、

お客様のお話をしているのですが、

ご本人がその気にならないと

動かないので、

何も進まないことになります。

 

今日は、

このお客様の心に届く

メッセージをどのように発するか

を学ぶ機会にしたいと思い

ブログを書いていました。

 

今日もお読みいただき

ありがとうございます。