2017年10月11日水曜日 ブログ第331号
今日も暑い一日ですね。
明日ぐらいから、
少し涼しくなるようで。
毎日服装に気を付けないと・・・。
今週末には季節通りの気温に
なるのでしょうか?
ちょっと気になる私です
スーパーのフルーツ売り場
いきなり質問です。
ある商品をバイヤーに販売するときに
下記の3種類の価格を提示したとします。
49880円
50000円
50120円
この価格提示で反応に差が出る
と思われますか?
それとも差は出なかった
と思われますか?
オークションでの価格設定が
人にどう影響するか?
実際には、これらの価格は
ほとんど変わらないと言えますが・・・、
アメリカの大学で調査にて、
商品の卸価格がいくらだと思うか?
と尋ねると・・・、
オークション開始価格が
50000円のグループは、
他の価格設定のグループと比べて
アンカー価格から大きく離れた
価格を推定したそうです。
しかも推定した卸売価格も
キリのいいおおよその数字を
推定していたそうです。
この現象は、
開始価格に基づき
脳内にものさしが作り出された
ことが原因と推察される。
例えば、
10000円とついたある商品が
高すぎると思った場合・・・、
私たちは9000円とか
8000円あたりが妥当
と見積もってしまう。
同じ商品が9950円と
値がついていた場合・・・、
頭のものさしは精度が増すため
9600円とか9500円
といった価格が頭に浮かぶ。
家の販売価格の事例も紹介されていたが、
4945万円といった端数の希望価格で
売りに出された場合、
その家は5000万円など
端数のない価格で売り出された家よりも
希望価格に近い値段で
売れていることが判明したそうです。
端数のない価格で売り出した家は、
売り出し期間が延びるほど
価格の下がり方も
大きくなったとありました。
これらの研究から、
キリのいい数字は
正確さに欠けることをほのめかし、
最初の価格提示50000円では、
40000円が適正な価格
ではないかと顧客に疑問を
持たせてしまう。
このことから、
細かい数字のほうが、
商品自体の品質が高い
と感じると紹介されている。
あなたの販売している
商品の価格は大丈夫ですか?
「キリのいい価格は嫌われる。」
「価格は細かく設定する。」
価格はキリのいい数字より
少し安いのが良い値付け
と思っていましたが・・・、
脳のものさし、
アンカー効果があるのですね。
価格設定をするうえで、
是非参考にしてください。
出典
「脳科学マーケティング
100の心理技術」より
価格が脳に与える影響の007
「キリのいい数字は入れない」
でした。
今日もお読みいただき
ありがとうございます。