2017613日火曜日 ブログ第211

今朝5時半過ぎに起きだし、

玄関先に出ましたら・・・、

 

快晴でとても澄んだ朝日のエネルギーを

全身に浴びて気力充実、

爽快感を感じた澁川です。

 

ところで、

先日より部屋の整理をしていましたが

積読されていた書籍

「すべての疲労は脳が原因」

梶本修身氏著が目に留まりました。

 

全ての疲労は脳が原因

 

 

昨年暮れに仕事で新大阪にある

株式会社疲労科学研究所に

お邪魔させていただく機会があり、

疲労を科学(研究)する

医学研究グループがあることをお聞きし、

そのリーダーのおひとりが

梶本先生でしたので、

書籍を購入していたのです。

 

新書なので、読む気になれば

小一時間で読めるのですが・・・

積読となっておりました。

 

今回手に取ったので

外出時に持って出たので

読ませていただきました。

 

 

疲労とは、医学的には、

「痛み」「発熱」

と並んで人間の生体アラームの一つ。

 

つまり、

「これ以上、運動や仕事などの作業を

続けると体に害が及ぶ。」

という警報だそうです。

 

疲労はアラームである以上、

通常、疲労感をもって自覚する。

 

アラームが効かない状態、

つまり疲労感を覚えることが

できずに運動や仕事の負荷作業を

連続して行ってしまうと・・・、

 

過重労働で重篤な病気、

または過労死につながることがある。

 

 

人間の体を正常に安定した状態を保つために

心拍、呼吸、体温を調節する

指令を出しているのが

「自律神経の中枢」

と呼ばれている脳の機能です。

 

体にかかる負荷が大きければ大きいほど

司令塔である「自律神経の中枢」への

負荷が増大し、これが脳の疲労となります。

 

この脳の疲労を疲労感として

自覚するのは眼窩前頭野という部分

だそうです。

 

この疲労感という生体アラームが

効かなくなるときが人間にはあり、

前頭葉で感じる「意欲」や「達成感」

によりマスキングされてしまうことが

あるそうです。

 

「達成感のある仕事で忙殺されている」

とか

「ランナーズハイ」

と言われる状態が、

生体アラームが効かない状態で

危険な状態になると指摘しています。

 

脳の一つの神経回路を

繰り返し使っていると

その部分の神経細胞が

「酸化ストレス」

により疲弊して

もう使わないでくれと信号を発するが、

この信号が「飽きる」という

感情になって表れるそうです。

 

「飽きる」「疲れる」「眠くなる」のは

脳疲労3大サインだそうです。

 

仕事でも運動でも何かの作業中に

「飽きてきた」

と感じたら、

 

それは脳の疲労のサインと感じ取って

休息をとる、気分転換を図るなどして

脳の疲労を和らげることが必要だそうです。

 

この脳の疲労を起こす

原因となっているのは、

脳内で神経細胞を攻撃している

「活性酸素」だそうです。

 

疲労から回復する第一歩は

「活性酸素」によって酸化されて

損傷した細胞を修復すること。

 

この役割を担っているのが

疲労回復因子FRというたんぱく質。

 

疲労回復因子の反応性を高めて

脳の疲労を改善するには・・・、

 

睡眠、食品、居住空間などについて

取るべき方法があるそうです。

 

効果のある食品を取って

最適な睡眠をとることが

疲労から回復する方法ですが、

 

睡眠の質によっては

自律神経の負担が軽くならずに

疲労が取れないことになるようです。

 

私の好きなお酒も飲みすぎると

自律神経が休めないようで・・・。

 

この本との出会いで、

もう少し脳の疲労をとる睡眠について

考えていかないといけないと感じました。