2017年7月4日火曜日 ブログ第232号
今日は昨日の天気予報より早く
台風が関西地方に近づくようで、
午後からは天気に注意して
動かいないといけませんね。
昨日までの猛暑は一休みの様で、
少しほっとしている澁川です。
昨日は、
日銀大阪支店が近畿2府4県の
企業短期経済観測調査(短観)を、
国税庁が2017年分の路線価を
発表しました。
日銀短観によれば、
全産業の業況判断指数(DI)が
プラス12(3月比5㌽上昇)となり、
1991年11月のプラス15以来
約26年ぶりの高値だそうです。
業況判断DIは、
業況が「良い」と答えた企業の割合から、
「悪い」の割合を差し引いた値。
製造業プラス11(3月比3㌽上昇)
に対して、
非製造業プラス12
(3月比6㌽上昇、全国平均2㌽上昇)
となり、
関西の非製造業の好調ぶりが
目立っています。
関西の訪日客数は全国平均を
上回って伸びており、
日用品消費が押し上げているそうです。
家庭用品、医薬品、化粧品などが
売れているようで・・・、
心斎橋筋がドラッグストアだらけ
になるのも納得です。
一方、
製造業も輸出拡大傾向で
3㌽改善しており、
景気回復の裾野は
関西の大手企業だけでなく
中堅・中小企業にも
広がりつつあると
発表されています。
同じく昨日発表されて路線価ですが、
不動産取引にもインバウンド需要が
追い風になっているようで・・・、
上昇は2年連続、上昇率は拡大。
2府4県別でみると
京都、大阪だけが上昇して
全体を引き上げたとあります。
標準宅地の基準額平均変動額は、
京都府1.4%、大阪府1.2%、兵庫県▲0.3%
となり、
上昇率上位10地点は、
大阪府6地点、京都府4地点
だそうです。
大阪府では
1位が心斎橋筋戎橋北詰36.0%、
3位が大阪駅北側26.5%、
5位が天王寺駅前22.9%、
京都府では、
4位が京都市東山区祇園付近26.2%、
7位が京都市の四条通寺町20.6%
と都心部の値上がりが目立つ。
この値上がりも
訪日客らの宿泊施設需要増が
原因と言われています。
短観によれば製造業、非製造業ともに
企業規模が大きいほどプラス指数が
大きくなっています。
特に非製造業の場合は、
大企業プラス23(3月比5㌽上昇)、
中堅企業プラス19(3月比7㌽上昇)
となっており、
中小企業プラス4(3月比5㌽改善)
と差が大きく出ていますが、
いずれもプラスとなっており
景気回復の広がりが見えると
判断されています。
インバウンドの影響が
いろいろなところに
広がっていることが
今回の公表よりもわかりました。
インバウンド効果では、
大阪、京都に大きく影響しており、
神戸、奈良は乗り遅れている
感じ。
もう少しインバウンド需要を
神戸も取り込む必要を感じた
今日でした