2017617日土曜日 ブログ第215

今朝も快晴で澄んだ青空の裏六甲です。

昨日から日差しは強いのですが、

幾分気温も低めで清々しく過ごしやすい

感じです。

 

昨日のブログで前職の営業について

書かせていただきましたが、

決算書についての追加のお話です。

 

決算書は3期分をお預かりするのですが、

まずは、入社当時は比較貸借対象表に

BS項目、PL項目を手書きで

転記していきます。

 

決算書類 

 

 

 

いつからかエクセルシートに入力、

その後は、営業システムに入力

と分析形態は変遷していきましたが。

 

手書き時代が勘定科目の仕訳を考えながら

数字を転記していたので、

一番勉強になったように思います。

 

三期分を転記する過程で、

 

PL

売上、

売上総利益

販管費

営業利益

 

BS

現預金、

売掛金

買掛金

などの数値を横に並べて

変動幅などもメモして

数値の傾向を見ていきます。

 

財務バランス

 

転記完了すると、

自己資本比率、

固定比率、

流動比率、

長期適合比率

などの指標を計算。

 

新規の引き合いをいただくと

営業はこれらの手作業を

まず始めるのが仕事でした。

 

銀行と違い、

ノンバンクに引き合いいただく

お客様はどちらかというと

中小零細企業様。

 

この手作業でかなり訓練を

受けたように思います。

 

エクセルなどの表計算ソフトが

出てきてから、

財務諸表の分析数値は

自動計算になってしまい・・・。

 

財務分析に掛ける時間は

圧倒的に早くなったのですが、

営業にとっては基礎的な財務知識

得る学ぶチャンスが減ったように

思います。

 

コンピュータが進化し

どんどん業務が効率化する反面、

基礎的な必須の業務知識を学ぶ

チャンスが減ることになる。

 

業務によっては非効率であっても

手書きで作業することも有益と

感じた今朝でした。