2017年1月23日月曜日 ブログ第70号
今日も昨日に続き
バランスシートのお話その3
をさせていただきます。
財務バランス
流動資産と流動負債、固定負債
の関係です。
流動資産とは、1年以内の換金できる資産
流動負債とは1年以内に返済しなければ
いけない負債
固定負債とは1年超の期間で返済する負債
となります。
昨日触れた部分の補足になりますが、
固定比率が100%超となっていると、
固定資産>純資産(自己資本)
ですから、
固定資産の調達が純資産では足りなくて
他人資本である借入などで行っている
ことになります。
足りない部分を固定負債で
調達できていれば良いのですが、
固定負債でも不足して
流動負債まで食い込んでいる
⇒長期借入で足りない資金を
短期借入で賄う
⇒流動負債で調達する
この状態になりますと、
資金繰りが非常に厳しいことになります。
少し目線を変えてこの現象をみるのが、
流動資産と流動負債の割合を見る
視点です。
上の事象は
固定資産>純資産(自己資本)+固定負債
となるので、
流動資産<流動負債
となる訳です。
流動資産と流動負債の割合を
流動比率
と言います。
流動比率とは、
流動資産(1年以下に換金できる資産)
流動負債(1年以内に返済しなければ
いけない負債)
の割合はどうなっているのか?
流動比率(%)
=流動資産÷流動負債x100
★健全な状態の診断基準:
流動比率>150%
となります。
流動資産は、
流動負債の1.5倍は欲しい
ということになります。