2017年7月27日木曜日 ブログ第255号

ここ数日、

寝冷えなどで体調芳しくなく、

とうとう夏風邪を引いたようで、

熱はないのですが、終日怠さがあり、

寝込んでしまった澁川です。

 

「未来の年表」河合雅司氏著。

 

未来の年表

 

今朝の日経新聞の広告では、

アマゾン書籍総合第1位

各書店新書部門第1位

たちまち14万部突破!

とありました。

 

以前より気になっていた本、

先週購入しました。

 

少子高齢化で、

人口における高齢者の割合が増えるという

捉え方しかしていなかった私は、

この本を読んで衝撃を受けました。

 

あまりに自分の浅はかさに。

 

テレビ報道で、

高知県大川村では高齢化で村民も減り、

議会を維持できなくなり、議会を廃止して

村総会に移行することを模索。

 

これは過疎化されている地方の問題であり、

ある種、

他人ごとと感じていたのですが・・・。

 

日本の人口は、H27年で28.5万人減少。

 

H22年からの5年間で

94.7万人減少したそうです。

 

都道府県別で見た時に、

第40位の香川県人口が99.5万人なので、

5年で一つの県の人口がいなくなる。

 

このままの人口推移でいくと、

2065年には約8808万人に

100年後には約5060万人に

200年後には約1380万人に

なると予想されるとある。

 

これからは死亡者数が増え、

出生者は減るので、

ますます人口減少のスピードが速まる。

 

これらにより

2027年には輸血用血液が不足

2033年には3戸に1戸が空き家に

2039年には火葬場が不足する

2040年には自治体の半数が消滅する

 

この本を読了してみて、

これからの時代は、

今までの延長で考えていてはいけない。

 

AIと取って替わって、

自分の職業がなくなるから

心配というレベルではない。

 

すべての職業で人出不足に陥る。

公務員のしかり。

 

また取引先企業がなくなる。

 

従来の大量生産、大量消費など

「夢のまた夢」

 

都市開発、インフラ整備も

今までの延長では対処できない。

 

地方都市は、

非居住地区と居住地区を区分して

住民を集めてコンパクトシティ化。

 

現在人口が流入している

首都圏の急速な高齢化対策、

 

今のまま制限なく人口流入すると

介護施設や療養型病床が不足する。

 

など近未来で切実な問題は発生する。

 

この書籍に書かれていた10の処方箋は、

あくまでも一著者の提言ではありますが、

 

我々みんなが他人ごとではなく、

これからの日本のあり方を

考えていかないといけない。

 

住民がいない地域が出てきて、

外国の領土となりうるなど、

日本そのものがなくなってしまう

ことも否定できないと感じました。