2017年3月1日水曜日 ブログ第107号
いよいよ今日から3月。
年度末に突入ですね。
今月をきれいに締めることができると、
「終わりよければ、全てよし。」
となりますので、
全力投球で活動して
綺麗な締めにしましょう!
今年正月の箱根駅伝3連覇した
青山学院大学陸上競技部原晋監督
が書かれた
「フツーの会社員だった僕が、
青山学院大学を箱根駅伝優勝に
導いた47の言葉」
を読みました。
テレビや雑誌の記事などで知って
おられる方が多いと思いますが・・・、
彼は学生時代や社会人時代は
長距離の選手ではありましたが・・・、
箱根駅伝やオリンピック出場などの
華々しい経歴はない方で、無名の監督。
そんな監督が
長年低迷していた青学陸上部を
監督就任6年目の2009年に
33年ぶり箱根駅伝の出場。
それ以降箱根駅伝8年連続出場、
3年連続優勝の快挙を
成し遂げています・・・。
今回読んだ本は駅伝初優勝した年に
出版された本ですが・・・、
原監督が青学陸上部で指導してきた
ノウハウは、ビジネスのグランドでも
通用するもの。
「チームづくり」
「選手の育成」
など、
ビジネスの「人と組織」を作るうえで
とても参考になる。
私が原監督のことを詳しく知ったのは
今年の正月の3連覇後のテレビと
ネット記事がきっかけでした。
体育会と言えば上下関係に厳しく
監督が細かく選手を管理している
イメージがとても強かったのですが・・・、
原監督の指導方法は全く違い、
選手の自主性をものすごく
重んじて指導しており・・・、
ビジネスの世界でも役立つと
聞いたからです。
昨日も書かせていただいた
コーチング理論を持ち込んでの指導。
ただし、
コーチングを活かせるのは
成熟した組織である必要があり、
原監督就任当初は未熟な組織であり、
「どのように行動すれば
目標に到達できるかわからない」
自主性に任せておいては
間違った方向に進むことも
考えられる。
強い組織を作るには、
コーチングの前に
「ティーチング」
チームや組織に基本となる習慣や
考え方を教えないと始まらない。
また、
選手の潜在能力を引き出し、
伸ばす環境がないといけない。
「腐った土壌では、
いくらいい種でも芽が出ない。」
旧弊を壊して新風を流し
組織風土を改革。
そのうえでコーチングにより
選手自ら考えて行動を起こす組織化。
人と組織を作るうえで、
とても参考になる本でした。
参考
以前に書いた青学優勝のブログ